Jw_cadで線の太さを変える方法をお探しですね。
広告
Jw_cadで線の太さ・色・種類を後から変更する方法
Jw_cadで図面を描いていると、「この線だけ太くしたい」「点線を実線に戻したい」「図面全体の線の色をまとめて整理したい」といった場面がよくあります。
Jw_cadでは、線の太さ・色・種類を「線属性」としてまとめて管理しているので、仕組みさえ分かれば後からでも効率よく変更できます。
この記事では、すでに描いた線を対象に、線の太さ・色・線種を変更する基本操作から、一括変更の方法、一部分だけを変える方法、印刷時にうまく反映されないときの確認ポイントまで、分かりやすく解説します。
Jw_cadの線の太さ・色・種類は「線属性」で管理されている
Jw_cadで後から線を変更する前に、まず知っておきたいのが「線属性」という考え方です。
線属性というのは、線の色、線の種類、線の太さなど、線に設定されている情報のまとまりのことです。
たとえば、画面上で赤や青、緑に見えている線は、ただの見た目の色ではなく、印刷したときの線の太さや用途を区別するための情報として使われることがあります。
Jw_cadでは、線色1から線色8までを使い分けて、それぞれに印刷時の線幅を設定して図面を整えるのが一般的です。
線の種類は「線種」と呼ばれていて、実線、破線、一点鎖線、二点鎖線などがあります。
外形線には太めの実線、隠れ線には破線、中心線には一点鎖線を使うなど、図面の意味を伝えるために線種を使い分けます。
つまり、線の太さだけを変えればいいというわけではなく、「この線が何を表しているのか」に合わせて色や線種も整えることが大切なんです。
特に他の人に渡す図面や申請・施工に使う図面では、線のルールがバラバラだと読み間違いの原因になってしまいます。
また、Jw_cadでは画面の表示と印刷結果が必ずしも同じ見え方になるとは限りません。
画面上では細く見えていても、プリンタ出力要素の設定によっては印刷時に太く出ることがあります。
逆に、画面では太く見えているのに印刷では変化が分かりにくい場合もあります。
なので、線の太さを調整するときは、画面上の見た目だけで判断せず、「基本設定」の「色・画面」タブで線幅の設定を確認することが大切です。
後から変更する操作に入る前に、この仕組みを押さえておくと、思った通りに反映されないトラブルを減らせます。
すでに描いた線の太さ・色・線種を後から変更する基本手順
すでに描いた線を後から変更する場合は、「範囲」コマンドで対象を選んで、「属性変更」で線色や線種、線幅を変えるのが基本です。
一本だけ変更したい場合も、複数の線をまとめて変更したい場合も、考え方は同じです。
まず変更したい線をちゃんと選択して、その選択範囲に対して新しい線属性を指定します。
Jw_cadでは、作図した後でも線属性を変えられるので、描き直す必要はありません。
基本的な流れは、ツールバーの「範囲」を選んで、変更したい線や図形を囲むように範囲選択します。
選択したら、画面上部のコントロールバーに表示される「属性変更」をクリックして、開いたダイアログで「指定【線色】に変更」「指定線種に変更」「<線幅>変更」など、変更したい項目にチェックを入れます。
線色や線種を変更する場合は、線属性ダイアログから目的の色や線種を選びます。
線幅を直接指定する場合は、線幅の入力欄に数値を入れて確定します。
線幅を細かく指定したい場合は、事前に「設定」メニューから「基本設定」を開いて、「色・画面」タブで「線幅を1/100mm単位とする」にチェックを入れておくと分かりやすくなります。
この設定だと、たとえば「35」と入力すると0.35mm、「100」と入力すると1.00mmとして扱えます。
図面の線幅をJISの考え方に近づけたい場合は、細線0.18mm、太線0.35mm、極太線0.70mmといった比率を参考にすると整理しやすくなります。
色を変えるだけで線の太さを変えたい場合は、線色ごとの線幅設定を利用します。
たとえば線色1を細線、線色3を太線、線色5を中心線用などと決めておけば、後から線色を変更するだけで印刷時の太さも整理できます。
一方で、同じ線色のまま一部の線だけ太くしたい場合は、線そのものに個別の線幅を設定する方法が向いています。
ただし、個別に線幅を設定しすぎると図面内のルールが分かりにくくなるので、基本は線色ごとの管理、例外的に個別線幅を使うという考え方がおすすめです。
Jw_cadで線の太さ・色・種類を一括変更する方法
図面全体や特定の範囲にある線をまとめて変更したいときは、「範囲選択」と「属性変更」を組み合わせます。
たとえば、他の人から受け取った図面で線色がバラバラになっている場合や、印刷してみたら全体的に線が細すぎた場合でも、一括変更を使えば短時間で整えられます。
一本ずつクリックして変更する方法もありますが、対象が多い図面では手間がかかって、変更漏れも起こりやすくなります。
まずは一括で変更できる範囲かどうかを判断して、必要に応じて属性選択を併用するのが効率的です。
一括変更の代表的な手順は次の通りです。
1. 「範囲」コマンドで変更したい線や図形を囲んで選択する
2. コントロールバーの「属性変更」をクリックする
3. 「指定【線色】に変更」「指定線種に変更」「<線幅>変更」から必要な項目を選ぶ
4. 線属性ダイアログまたは線幅入力欄で変更後の内容を指定して、「OK」で確定する
この操作で、選択した範囲内の線に対して、太さ・色・線種をまとめて反映できます。
線種をまとめて変える場合は、「指定線種に変更」にチェックを入れて、実線、破線、一点鎖線、二点鎖線などから目的の線種を選びます。
線色をまとめて変える場合は、「指定【線色】に変更」を使います。
線幅を直接変えたい場合は、「<線幅>変更」を使うことで、線色とは別に線の太さを指定できます。
さらに細かく一括変更したい場合は、範囲選択した後に「属性選択」を使う方法があります。
たとえば、図面全体を選択したうえで「線色2だけ」「破線だけ」「特定レイヤの線だけ」といった条件で対象を絞り込めば、必要な線だけをまとめて変更できます。
複雑な図面では、単純に範囲で囲むだけだと不要な線まで変更してしまうことがあるので、属性選択を使うと安全です。
特に設備図や建築図のように線が密集している図面では、対象を絞り込んでから属性変更することで、修正後の確認作業も楽になります。
なお、同じ属性を持つ既存の線に合わせたい場合は、「属性取得」も便利です。
ツールバーの「属取」やTABキーを使って、すでに理想の線色・線種・レイヤで描かれている線の属性を取得すれば、その属性を使って新しく作図したり、別の線に合わせたりできます。
クロックメニューに慣れている場合は、対象の線上で操作して属性取得や線種変更を行うことも可能です。
初心者のうちはツールバーから操作して、慣れてきたらショートカットやクロックメニューを使うと作業時間を短縮できます。
一部だけ変更したい場合と反映されないときの確認ポイント
一本の線全体ではなく、途中の一部分だけ太くしたい場合は、そのまま属性変更しても目的の部分だけを変えることはできません。
Jw_cadでは一本の線は一つの要素として扱われるので、部分的に違う太さや色にしたい場合は、対象部分を別の線要素として分ける必要があります。
方法としては、上から太い線を重ねて描く方法と、線を切断して変更したい区間だけ別要素にする方法があります。
図面の正確さを重視するなら、線を切断して必要な区間だけ属性変更する方法が分かりやすいです。
線を切断する場合は、「消去」コマンドを使って、コントロールバーの「切断間隔」を0に設定します。
「節間消し」のチェックを外した状態で、切断したい線を選んで、交点や任意点を右クリックして切断位置を指定します。
左右または前後の切断点を作ることで、変更したい部分だけを独立した線として扱えるようになります。
その後、「範囲」コマンドで切断した部分だけを選択して、「属性変更」から線幅や線色、線種を変更すれば、一部分だけを太線や破線にできます。
線の変更がうまく反映されない場合は、操作ミスよりも設定や対象データの性質が原因になっていることがあります。
特に確認したいのは、画面表示用の線幅と印刷用の線幅が別に設定されている点です。
「基本設定」の「色・画面」タブで、「線幅を1/100mm単位とする」や「線幅を表示倍率に比例して描画」の設定を確認しましょう。
画面上では変わらないように見えても、印刷すると反映されている場合があります。
逆に、画面では太く見えても印刷設定側の線幅が細いままだと、出力結果に反映されにくいことがあります。
また、寸法線や文字まわりの線を変更するときは注意が必要です。
Jw_cadの寸法は、寸法線、引出線、寸法値などがまとまった「寸法図形」として扱われることがあります。
その場合、普通の線と同じ感覚で属性変更しても、思った通りに変わらないことがあります。
寸法を編集する場合は、必要に応じて寸法図形を解除してから変更して、作業後に寸法図形化して戻す流れを理解しておくと安心です。
ただし、解除したままにすると後から寸法値の自動更新が効かなくなることがあるので、図面の管理方法に合わせて慎重に操作してください。
最後に、後からの一括変更を楽にするには、最初から線色・線種・レイヤのルールを決めておくことが大切です。
たとえば、外形線は線色3の実線、寸法線は線色1の実線、中心線は線色5の一点鎖線、隠れ線は線色2の破線というようにルール化しておけば、後で「中心線だけ変更」「寸法線だけ細くする」といった処理がしやすくなります。
Jw_cadでは後から線の太さ・色・種類を変更できますが、整理された図面ほど一括変更の精度が高くなります。
作図時のルールづくりと、範囲選択・属性変更・属性選択の使い分けを覚えることで、修正作業の時間を大きく減らせます。