Jw_cadの使い方をまとめてみました。

Jw_cadで日影図・天空率を作成する方法!建築基準法に基づく検討図の書き方

Jw_cadの日影図についてお探しですね。

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Jw_cadで日影図・天空率を作ってみよう!基礎から実践までやさしく解説

Jw_cadは無料で使える便利なCADソフトです。

建築確認に必要な日影図や天空率の検討図も作れるんですよ。

ただ、普通に線を引くのとは違って、建築基準法の高さ制限や用途地域、真北の方向、地盤面、建物の高さ、測定点などをきちんと整理しないと、図面として信頼してもらえません。

この記事では、Jw_cadで日影図・天空率を作る方法を、法規の考え方から実際の作図手順、確認申請で気をつけたいポイントまで、初めての人にも分かりやすく説明していきます。

1. 日影図・天空率を作る前に知っておきたい建築基準法の基本

日影図と天空率は、どちらも建築基準法に基づいて、建物の高さや周りへの影響をチェックするための図面です。

**日影図**は、冬至の日に建物がどのくらい影を落とすかを確認するために作ります。

主に中高層の建物で、用途地域や条例によって日影規制がかかるときに必要になります。

**天空率**は、道路斜線や隣地斜線、北側斜線などの制限に対して、「斜線をクリアした建物」と「実際に計画している建物」を比べて、測定点から見える空の割合が同じくらい確保されているかを確認する仕組みです。

天空率については誤解されやすいのですが、「斜線制限を無視できる制度」ではありません。

建築基準法第56条第7項に基づいて、条件を満たせば一部の斜線制限を適用しなくてよくなる制度です。

つまり、計画している建物の天空率が、基準となる建物の天空率以上であることを、測定点ごとに示す必要があります。

Jw_cadには日影図や天空率の図面を作る機能がありますが、専用の法規ソフトみたいに条件を自動で判定してくれるわけではありません。

測定点や基準建物の設定は、自分で理解して行う必要があります。

だからJw_cadで検討図を作るには、CADの操作だけじゃなくて、法規の条件を読み取る力も大切なんです。

日影規制では、まず敷地がどの用途地域にあるか、測定面の高さは何メートルか、規制時間は何時間か、対象の建物に当てはまるかを確認します。

天空率では、道路斜線・隣地斜線・北側斜線のどれを検討するのか、計算する位置や測定点の間隔、基準となる建物の形をはっきりさせます。

この前提があいまいなままJw_cadで作図を進めると、見た目はきれいな図面でも、確認審査で根拠を説明できない図面になってしまいます。

まずは「何を証明するための図面なのか」をはっきりさせることが、日影図・天空率図の第一歩です。

2. Jw_cadで日影図を作る手順と必要な情報

Jw_cadで日影図を作るときは、まず配置図を正確に整えることが大事です。

敷地の境界線、道路との境界線、隣地との境界線、建物の外形、庇や塔屋など影に関係する部分を整理して、縮尺やレイヤを分けて管理します。

日影図では**真北の方向**がとても重要です。

方位がずれると影の方向も変わってしまいます。

配置図に真北の線をはっきり書いて、Jw_cadの日影機能で使う基準方向と図面上の方位が合っているか確認してから作業を進めましょう。

次に、建物の高さ情報を入力します。

日影の計算では、平面の形だけじゃなくて、建物の各部分が地盤面から何メートルの高さにあるかが必要です。

屋根の傾き、塔屋、パラペット、バルコニー、外階段、目隠しの壁なども、影を落とす要素になることがあります。

シンプルな箱型の建物なら入力は比較的簡単ですが、高さが段々変わる建物では、建物をいくつかのブロックに分けて整理すると分かりやすくなります。

このとき、検討に含める部分と除外できる部分は、役所や検査機関によって扱いが違うことがあるので、事前に確認しておくと安心です。

日影図でよく作る図面には、**時刻日影図**と**等時間日影図**があります。

時刻日影図は、8時、9時、10時など特定の時刻ごとの影の形を示す図面です。

等時間日影図は、ある場所に何時間以上影ができるかを線で示す図面で、規制ラインとの関係を確認するために使います。

Jw_cadで作る場合は、日影の条件を設定して、建物の高さと真北を反映させたうえで、必要な日影線を作図します。

作図が終わったら、規制ライン、測定面、日影時間、凡例、縮尺、方位、建物高さの表などを図面の中に整理して、誰が見ても分かる状態に仕上げます。

日影図で注意したいのは、CADで線が出力されただけでは適法性が保証されるわけじゃないという点です。

日影規制の対象になる区域か、平均地盤面の設定は妥当か、測定面の高さは正しいか、規制時間の読み取りに間違いがないかを確認する必要があります。

また、敷地が複数の用途地域にまたがる場合や、高低差がある場合は、普通よりも条件整理が複雑になります。

Jw_cadは作図の自由度が高い分、入力条件の間違いもそのまま図面に反映されてしまうので、法規のチェック表を別に作りながら進めるとミスを減らせます。

3. Jw_cadで天空率図面を作る流れと比較のポイント

天空率の図面を作る場合は、まず「**計画建築物**」と「**適合建築物**」を分けて考えます。

計画建築物は、実際に設計している建物の形です。

適合建築物は、道路斜線や隣地斜線などの制限をクリアしているものとして設定する、比較用の建物です。

天空率では、各測定点から見たときに、計画建築物によって遮られる空の割合と、適合建築物によって遮られる空の割合を比べます。

計画建築物の天空率が適合建築物の天空率以上なら、その測定点では基準を満たすという考え方です。

Jw_cadで天空率を検討するときは、配置図、真北、道路の幅、敷地境界、建物の高さ、測定点を正確に設定します。

道路斜線の天空率検討なら、前面道路の反対側の境界線上など、法令で決められた位置に測定点を置きます。

測定点の間隔は道路幅などに応じて決まるので、適当な位置に点を置けばいいわけじゃありません。

また、2方向に道路がある場合や幅が一定じゃない道路、敷地に高低差がある計画では、計算する区域の分け方が重要になります。

この区域設定を間違えると、天空率の数値が出ていても、申請図として認められない可能性があります。

実際の作図では、適合建築物用のレイヤと計画建築物用のレイヤを分けて管理すると作業しやすくなります。

まず適合建築物だけを表示して、測定点ごとに天空図を作って天空率や面積を記録します。

次に、計画建築物だけを表示して同じ測定点で天空図を作り、適合建築物と計画建築物の数値を比べます。

Jw_cadでは、射影図や面積、天空率の表を作れますが、どの測定点とどの図が対応しているかをはっきり整理することが大切です。

番号の付け間違いや表の転記ミスは、確認審査で指摘されやすい部分です。

天空率図面には、配置図上の測定点、天空図、天空率の比較表、判定結果、適合建築物と計画建築物の関係が分かる表示を入れます。

さらに、必要に応じて面積計算の根拠を添えると、計算の過程を説明しやすくなります。

確認申請では、単に「OK」と表示された表だけじゃなくて、どんな条件で計算したのかを確認されることがあります。

Jw_cadで作る場合は、専用ソフトみたいな自動生成機能に頼れない分、自分で根拠を整理して図面にする意識が欠かせません。

特に外構の塀や工作物、屋上部分なども天空率に影響することがあるので、建物本体以外の要素も見落とさないようにしましょう。

4. 確認申請で使える検討図に仕上げるコツと効率化のポイント

Jw_cadで日影図・天空率図を作る一番の利点は、無料で使えることと、図面の表現を細かく調整しやすいことです。

ただ、ADS-winなどの高さ制限解析専用ソフトと比べると、適合建築物、測定点、計算区域、日影条件などを自動で設定する機能は限られています。

そのため、Jw_cadは「法規を理解したうえで、自分で検討図を組み立てられる人」に向いた方法といえます。

初めて日影図や天空率を扱う場合は、いきなり確認申請用の図面を作るんじゃなくて、シンプルな建物の形で練習して、真北や高さを変えると結果がどう変わるかを確認すると理解が深まります。

確認申請で使う図面に仕上げるには、計算結果だけじゃなくて、図面としての**説明しやすさ**が重要です。

配置図には敷地境界、道路幅、用途地域、方位、建物の位置を明示して、日影図には測定面の高さ、規制時間、時刻日影線、等時間日影線を整理します。

天空率図では、測定点の番号、計算位置、適合建築物と計画建築物の天空率、判定結果、天空図の対応関係を分かりやすく示します。

図面を見る審査担当者が、どの条件でどの結果が出ているのかを追える構成にすることが、指摘を減らすための基本です。

作業効率を上げるには、**レイヤ構成を最初に決めておく**ことが効果的です。

敷地、道路、計画建物、適合建物、測定点、日影線、天空図、表、注記を分けておけば、表示の切り替えや修正がしやすくなります。

また、日影図で設定した真北や建物の高さは、天空率検討でも使えることがあります。

同じ計画で両方の図面を作る場合は、配置図のデータを共通化して、重複入力を減らすとミスも少なくなります。

ただし、日影と天空率では検討の目的や法的な根拠が違うので、同じ図面データを使う場合でも、必要な表示項目はそれぞれ分けて整理しましょう。

最終確認では、数値の大小関係だけじゃなくて、法規の条件そのものが正しいかを見直します。

天空率では、すべての測定点で計画建築物の天空率が適合建築物以上になっているかを確認します。

日影図では、規制ラインを超えて基準時間以上の日影ができていないか、測定面や時刻設定に間違いがないかを確認します。

不安がある場合は、早めに役所や検査機関に相談して、地域ごとの扱いを確認しておくと安心です。

Jw_cadは強力な作図ツールですが、建築基準法の判断まで自動で保証してくれるものではありません。

正しい法規の理解、丁寧な条件整理、見やすい図面表現を組み合わせることで、Jw_cadでも実務で使える日影図・天空率検討図を作ることができます。

まとめ

Jw_cadで日影図・天空率を作るには、CADの操作スキルだけじゃなくて、建築基準法の理解が欠かせません。

でも、きちんと条件を整理して、丁寧に作図すれば、無料のソフトでも十分実務に使える図面が作れます。

最初は難しく感じるかもしれませんが、練習を重ねて、少しずつ慣れていきましょう!


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